六弦と四人組の部屋〜ビートルズ奏法研究所

ビートルズ(The Beatles)の楽曲における、ギターでの奏法解析やコード進行の分析など。コピーバンドや、コード進行の勉強に役立ちます。

With The Beatles

All My Loving

2017/10/04

ポール初期の代表曲。曲は完璧な出来映えで、皮肉屋のジョン・レノンをして「悔しいが素晴らしい曲、俺の曲じゃないのが残念」と言わしめるほど。その後で「でも俺の弾いたバッキングは最高だ」と付け加える辺り彼らしいですが。

作曲者のポールはこの曲を大変気に入っているようで、ウイングス時代を経て、今でもライブで取り上げ続けています。

コード進行

Aメロ

F#m B7 E C#m
A F#m D B7
F#m B7 E C#m
A B E

Bメロ

C#m C#mM7 E
C#m C#mM7 E

メロディが先行し、いきなりIImからはじまるという、それまでのビートルズにはあまり見られなかった発想の曲。

マイナーから始まりImajに落ち着くという点では「She Loves You」や「It Won’t Be Long」と同じような感じですが、この曲の場合、サビ始まりのインパクトを狙った両曲とは少し違い、Eに落ち着くまでに長いコード進行を経由するので、よりポップで作り込んだ印象を受けます。

それにしても、BメロのmM7の使い方はさすがです。「From Me To You」のエンディングでもうまい使われ方をしていますが、このコードはジョンがよく使うaug並みに印象的に使われてます。

Aメロ・バッキング

Aメロ・バッキング

Aメロ・バッキング

ジョン・レノン自画自賛のスーパーバッキング。シャッフルの軽快なノリに合わせて、3連で刻みまくるだけですが、速さがかなりなので、苦労すること必至。

3連はただでさえ取りにくいので、曲に合わせて無理矢理適当に弾くよりは、丁寧にテンポを落として練習することをおすすめします。

3連符を攻略する

3連が弾きにくい理由は主に二つあって、一つ目が拍を奇数で埋めていく難しさ、もう一つが拍毎にダウンとアップが入れ替わるところです。

完璧な攻略を目指すなら、急がず丹念にやるしかないです。メトロノームを遅めに設定して、しっかり拍のアタマを理解しながら弾く練習をします。右手のダウンアップにとらわれないリズム感を養うため、弾きながら足でスタンピングでも出来れば最高です。

これをテンポを落として正確に。

これをテンポを落として正確に。

テンポ100ぐらいで出来れば原曲の速さでも何とかなるでしょう。

ギターソロ

ソロ

ソロ

ジョージお得意のピック+中指パターン。このような6度音程は、同じフレットか一つずれたフレット同士を1,3弦、あるいは2,4弦で弾くのが普通。ただし上段右端のところで少し違う動きをしている箇所があるので注意。下段1,2小節目は僕はコードを押さえたまま弾いていましたが、分けて弾いてもどちらでも良い気がします。

一番最後のフレーズはこの曲でのお決まりで、ライブを見ると歌中でもEが出てくる度にこれを弾いてるようです。

まとめ

ギターソロ以上に目立つジョンのバッキングを練習する人が多い曲。3連を高速でストロークする曲はあまり例がなく、僕も知る限りこの曲ぐらいです。低音だけで刻んでいるハードロックの曲なんかは結構多いんですけどね。

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