六弦と四人組の部屋〜ビートルズ奏法研究所

ビートルズ(The Beatles)の楽曲における、ギターでの奏法解析やコード進行の分析など。コピーバンドや、コード進行の勉強に役立ちます。

Rubber Soul

In My Life

ジョン・レノンの名作として名高い一曲。人気投票でも常に上位に位置する人気の曲ですが、中間部のピアノソロがネックとなり、バンドでの再現がなかなか一筋縄ではいきません。

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コード進行

イントロ〜A

A E A E
A E F#m A7 D Dm A
A E F#m A7 D Dm A

Bメロ

F#m D G A
F#m B7 Dm A

コード進行は凝ったところは特になく、シンプルなもの。ところどころに登場するサブドミナント・マイナーのDmが非常に良い働きをしています。

イントロ

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エレキギターのナチュラルな音が際立つイントロ。スライドもなく、ただ弾いているだけというのがまた良いです。原曲に感じられる、気がついたらそこにあったような雰囲気が出るかどうか…です。

Aメロ

書いていないがほぼ全編ブリッジミュートがかかっている

書いていないがほぼ全編ブリッジミュートがかかっている


Bも含めて歌の後ろに鳴っているギター。ミュートしながら、コードを分散和音のようにゆっくりと弾き下ろすことで、ポコポコという独特の響きが生まれます。ミュートしていることで単なるアルペジオにならず、パーカッシブな効果音的印象をもたらし、ジョンの奇抜なアイデアが冴えた伴奏になっています。

リズムも適当ではなくきっちりと3連が入っているので、しっかりコピーしようと思うと結構難しいフレーズです。

バンドでやる際には、ジョンパートは歌わないといけないので、これを弾きながらだとかなり難しいでしょう。ジョージ役が引き受けることになりそうです。

間奏

この曲のハイライトにしてコピーバンド泣かせの間奏。ジョージ・マーティンの弾いたものを早回ししたという噂もあるこのピアノソロは、曲の知名度に匹敵するほどのものとなっており、ビートルズの中でもベストオブピアノフレーズとも言うべき存在感を示しています。

ピアノでそのまま弾く場合、右手だけのコピーでも十分感じが出るので、左手はコードだけを弾くか、あるいは他のメンバーに任せて弾かないかでも良いと思います。両手でやれる猛者がいれば是非やると良いのですが、昔やっていた経験のある人じゃないと難しいでしょう。逆にクラシックの素養があるピアニストなら楽勝で弾けそうです。

ギターでコピーする

さて、多少のテクニックがあればギターでも弾けなくはないこのソロは、ギターでやってみるというのも面白いです。

inmylife-piano

ギターでやる場合、上段だけを弾くのが普通です。

弾き方については詳しくはこの動画を見てもらうのが一番わかりやすいです。これは僕が懇切丁寧に(笑)ゆっくり弾いてみたものです。

実際にはピアノでやるのが一番良いに決まっているのですが、弾ける人がいない場合はやむを得ない選択肢としてアリでしょう。間奏がなくなるよりはマシというものです。ギターシンセを使い、ピアノの音色にしてやるというのもオススメ。僕もそうやっていました。

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エンディング

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味わい深く弾くのがポイントなエンディング。コードがE7になっている部分は単音ではなく、和音も一緒に弾いているようです。

まとめ

ビートルズを代表する名曲だけに、間奏だけをネックとしてやらないのももったいない一曲。ギターで弾くと練習材料として申し分ないので、テクニックを磨きたい方は一度やってみてもいいと思いますよ。

この曲はコーラスも美しく、AメロのD-Dmのところ、Bメロ頭の「All these places had their moments」のところが3声になっています。綺麗に聴かせないと台無しなので、神経を使うべきポイントです。

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